- KAI HOSPITAL
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心(お悩み)の診察室
症状案内
- 1.頭痛
- 元来脳細胞には痛みを感じる神経はなく、筋肉や血管、牽引圧迫による痛みであります。その種類・分類として群発頭痛、片頭痛、筋緊張性頭痛、血管性頭痛などがあり精神的(心理的)にも深く関与しています。
- 2.めまい
- 本来耳鼻科領域の病気ですが、メニエール病は心身症の中に(眩暈)含まれ、心理的にも症状が左右されます。
- 3.胸苦しさ・動悸・過換気
- 心、肺の病気に多く見られますが、心理的に不安、パニック、イライラ等、神経過敏状態時にもしばしば見られます。
- 4.神経過敏状態
- イライラ、不安、うつ状態、興奮、緊張、不眠時に見られ、下痢、便秘、嘔気、嘔吐、過換気、動悸、発汗、冷汗、失神、自律神経失調など多彩な症状が見られます。更年期にも多く見られ更年期障害と診断されやすいでしょう。
- 5.腹痛
- 胃腸の痛みとしては、神経性胃腸炎、ストレス潰瘍、消化吸収障害、過剰な胃腸の運動、又は緊張のため胃腸の運動停止でおこります。ひどくなると、腸閉塞をおこします。
- 6.胸痛
- 心・肺の病気で多く見られますが、心臓神経症など精神的(心理的)なストレスでもみられます。
- 7.ケイレン
- 手足、顔のケイレンは神経の病気だけでなく、てんかんや緊張、薬物、パーキンソニズムなどでもみられます。
- 8.不眠
- 寝付きが悪い。
多夢(夢ばかりを見る)
中途覚醒(途中見覚める)
早朝覚醒(朝早く目覚める)
熟眠障害(よく寝た感じがしない、うとうとするだけ) etc.があります。ノイローゼやうつ病、認知症、統合失調症などで見られ、それぞれ治療が異なります。眠剤の使い方が大切です。
- 9.過眠
- 1日中眠たいという病気で、不眠のためきたす事もありますが,幻覚を伴うナルコレプシーや熟眠時無呼吸症候群が有名です。 いびきをかく方や太っている方は要注意です。
- 10.不安と恐怖
- 不安とは漠然としたもので、恐怖は「~が恐い」等、対象物があります。不安発作~過換気、パニックetc.多彩な症状がみられます。 恐怖には不潔や確認癖、対人、視線、閉所、広所、高所、暗所に対し恐怖が襲ってきます。赤面症や上がり症も含まれます。
- 11.物覚えと物忘れ
- 物覚えとは最近の事など新しい事柄を覚える能力であり、集中力低下や無気力や神経が高ぶりイライラしていると悪くなります。頭の中に記憶できなくなります。 物忘れとは、一度頭の中に記憶した事柄を思い出す能力(再生、追想)です。これは老化、頭部外傷、心理的ショックを受けたり、様々な病気で出現します。別名、健忘ともいいます。前行(向)性健忘や逆行(向)性健忘などがあります。
- 12.幻覚
- 実際にはないものをあるものとして知覚することをいいます。
アルコール、統合失調症、不登校によく見られます。
【種類】
1. 幻視 ・・・ 実際ないものが見える
2. 幻聴 ・・・ 実際ないものが聞こえる
3. 体感幻覚 ・・・ 身体の中にヘビがいるなど、身体に感じる幻覚
- 13.妄想
- 妄想とは考えの中身が荒唐無稽なものであるにも関わらず、それを固く信じ込んでしまっているもので、証明・説明しても訂正ができない考えの事です。
【種類】
1. 被害妄想 ・・・自分が被害を受けるというもので、追跡妄想、被毒妄想、関係づけ妄想、嫉妬妄想etc.があり、統合失調症、覚醒剤中毒、老化現象などでみられます。